厚労省にしてはよくできた作文だよなと思うな、これは。

 厚生労働省の厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全調査会は1月20日に合同会議を開き、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の副反応に関する論点整理を行い、同ワクチン接種後に来した広範な疼痛または運動障害は、「心身の反応により惹起された症状が慢性化したものと考えられる」と結論付けた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。

 ただし、定期接種の勧奨を再開するか否かについては議論せず、2月に開催予定の次回会議に見送られた。同会議で、副反応に関する報告書をまとめるとともに、安全性の議論を深め、定期接種の勧奨再開の可否を審議する予定。

 HPVワクチンは2013年4月から予防接種法に基づき、定期接種化されたが、副反応が問題になり、6月から勧奨差し控えとなっている。副反応検討部会部会長の桃井眞理子・国際医療福祉大学副学長は、会議後の会見で、「副反応の頻度や医学的評価、接種との因果関係、これら3点を議論、評価した上で安全性について結論を出す」と説明。

 報告書には、HPVワクチン接種時の注意点として、接種の意義について接種を受ける本人の十分な理解を得るほか、心身の反応による症状を呈している場合には、理学療法認知行動療法など身体的アプローチと心理的アプローチ双方を用いた集学的な治療で、症状の重症化や長期化を防ぐ重要性も記載する予定。「最も重要なのは、医師と患者の信頼関係。病態について十分に理解してもらい、信頼関係の中で診療することが重要だというのが、共通の理解」(桃井氏)。

 会議後の会見では、「心身の反応により惹起」という結論に、「患者の納得が得られるのか」との質問も出た。桃井氏は、「納得というより、心身の反応により医学的にはあらゆることが起き得ることを、理解してもらうために報告書をまとめる」と答え、医学的な検証に基づく結果であることを強調した。 

 (後略。全文はこちら http://www.m3.com/news/GENERAL/2014/1/21/189554/


一言で言えることを、ものすごくわざとややこしい表現にして「薬害であると専門家でもないマスコミがなんの医学的根拠もなく断言する可哀想な被害者?」を直接的に非難しないんだから。まぁ、よく考えたよなぁと。
正直、この結論を公表するのは、大変だっただろうけど。
某政治家が法案を実現しちゃって、某厚労大臣が勝手に謝罪しちゃったせいで、何もかも薬害ってなった、某ウイルスの病気なんかがいい例のように。

ということで。
まぁ、、、。。。
これ以上は、厚労省に敬意を払って今回は書かないでおきましょう。
でわでわ。