医師処方薬のネット販売まで規制することが実は最大の論点かと、、、思うんだけどなぁ。

 政府が28品目の一般用医薬品のインターネット販売を規制する方針を打ち出したのを受け、日本医師会会長の横倉義武氏は11月6日、「(ネット販売に)一定の方向性が定まったことを評価する」として、歓迎する姿勢を示した。特に、スイッチOTC化されて間もない一般用医薬品に、安全性の監視期間3年間を設ける方針については「非常に意義が大きい」とした。

 楽天の会長兼社長で、政府の産業競争力会議の民間議員を務める、三木谷浩史氏が規制に強く反対し、民間議員辞任の意向を示していることについて聞かれた横倉氏は、「医薬品は基本毒薬であり、ネット販売に適するものと、そうでないものの切り分けが必要。薬理上の性質や相互作用で、健康障害の可能性がある」と話した。その上で、今回規制がかかった28品目については、「服用の説明等も含め、対面販売が望ましい」として、政府の方針を支持した。
m3.comより


m3の書き手の文章が悪いのか、私の読解力がないのかわからんですが
結局、横倉氏は賛成なんでしょうか反対なんでしょうか。。。

昨日の23時のビジネスなんでしたっけ?のテレビでケンコーコムの社長さんが出ていてあれ?っと思ったのが。

アメリカやお医者さんの処方箋があればネットで自宅まで薬が届くようになっている(文字起こしではないので細かい所は違うかもしれませんが)
えっと。。。
楽天の三木谷くんは

 楽天(株)の会長兼社長で、政府の産業競争力会議の民間議員を務める、三木谷浩史氏は、政府が28品目の一般用医薬品のネット販売を規制する方針を打ち出したのを受け、11月6日に東京都内で緊急記者会見を開き、「(今年1月の)最高裁判決に反する形で法案化が進んでいることは大変、残念であり、遺憾」と語り、処方薬についても対面販売を原則とする方針で薬事法改正が検討されているため、「対面販売に限定するのは、時代錯誤も甚だしい」とし、仮に法案化される場合は法廷で争うことを表明した。
 タイミングには言及しなかったものの、薬事法改正法案が閣議決定された場合などには、産業競争力会議の民間議員を辞職する考え。「今回の規制は非常に重要な案件であり、徹底的に戦うということ。その一方で、政府のブレイン的な役職をやっているのは矛盾している」(三木谷氏)。
 11月5日の夜、田村憲久厚労相ら4閣僚は、約1万1000品目一般用医薬品のうち、99.8%はネット販売を解禁するものの、23品目についてはスイッチOTC化された後、原則3年間はネット販売を認めず、また劇薬5品目はネット販売自体を認めない方針を決定。6日の会見で田村厚労相が正式に表明した。
 三木谷氏は、一般用医薬品の一部規制だけでなく、今回の薬事法改正で、「どさくさに紛れて、処方薬のネット販売まで規制しようとしている」と問題視。「処方薬は医師が処方したものであり、薬を受け渡すことを規制するのか。それはあまりに不合理」と語気を強め、三木谷氏は「不合理で非科学的なことが、立法化されようとしている。失望というより、呆れている」と語り、「対面神話」を繰り返し問題視した。
 三木谷氏がネット販売にこだわるのは、「ITを活用した医療・福祉サービスの低コスト化・高品質化」が必要だと考えているからだ。「今後の日本の社会や経済でITをどう使っていくかは、とても大切な課題」(三木谷氏)。処方薬のネット販売のほか、遠隔診療の拡大なども想定しているという。

ケンコーコムの社長さんは


 緊急記者会見には、ケンコーコム(株)の代表取締役の後藤玄利氏も同席。同社は、国が一般用医薬品のネット販売を禁止したのは違憲だとして、厚生労働省令の取り消しを求めた行政訴訟で、今年1月の最高裁判決で勝訴している。

 ケンコーコムは1月以降、第1類と第2類の一般用医薬品のネット販売を再開。この10月までに約75万個の一般用医薬品をネットで販売(第3類を含む)。中には、原則3年間は販売が禁止される23品目も含まれる。再開後、電話で相談を受けたのは10月までに2652件、メールでの問い合わせは2885件。「注文通りに送っていいのか、個別に確認したのは648件で、うち187件は確認の結果、販売を断った。9月以降、23品目については、薬を届けた5日後くらいに、何かあれば遠慮なく相談するよう促すメールを送っている。これまでに2243件を送信したが、今のところ、副作用が生じたという返事はもらっていない」(後藤氏)。後藤氏は、ネット販売の方が、トレーサビリティが高い点などを挙げ、「これだけ安全に対する取り組みを行っているのに、なぜネット販売はダメなのかを教えてほしい」と述べ、ネット販売の安全性を訴えた。

 会見に同席した、中央大学法科大学院教授で、政府の規制改革・民間開放推進会議の専門委員を務めた経験を持つ、安念潤司氏も、「なぜか、ネット販売の方が、対面販売よりも危険だという、奇妙な“信仰”がある。薬を売る自由と、薬を購入する自由があり、これらを法律上、制限するには、感情論ではなく、正当な理由が必要。だが、私はないと考えている。ネット販売か対面販売かという販売経路の相違と、薬の副作用の発生率は無関係」と語り、ネット販売には法的にも規制があるとした。

共にm3.comより

ってことで。。。
売れ筋のロキソニンやアレグラ、、、そんでもって
禿(ハゲ)の薬や勃起障害の薬なんてたかだか数種類の薬が販売できないことのみを強調してマスコミは報道しているけど
そんな些細なことよりもむしろ


「どさくさに紛れて、処方薬のネット販売まで規制しようとしている」と問題視。
「処方薬は医師が処方したものであり、薬を受け渡すことを規制するのか。それはあまりに不合理」

これが問題点なんじゃないかしらんと思うんだけど。。。

要するに、、、一番楽して儲かる、、、責任もリスクもゼロで調剤薬局ぼろ儲け
って所を
ネットがやったらどうよ?

要するに
小さな町の電気屋をつぶしまくってスケールメリットで安く仕入れてアルバイトも無報酬で動員させてぼろ儲けの栄華を極めていたヤマダ電機
今更にネットで販売するアマゾンを独占だ!やり方が汚い!と罵っているみたいな構図と同じで。。。

医療には何の関心もない金儲け主義の薬局チェーン経営者に、ネット薬店が喧嘩を売ろうって魂胆なんじゃね?と。

ご存じの通り?
何故かマスコミ大好きな利権団体「医師会」なんて寄付金がハナクソ程度に思える、政治によってもたらされる薬品関係筋の膨大な利権から政治家に流れる金はそれはもう、、、(妄想ですw)
そりゃぁ。。。

マスコミ、政治家、そして製薬業界団体を相手にさすがのネット業界も分が悪い。。。
(外圧がかけられればいいんだけど、それこそTPPだし、、、海外のネット業界も参入できたら、日本の製薬業界も楽天も軽く吹き飛ぶだろうから、、、そこは政治家に何としてでも頑張ってもらって参入させないだろうしw)

まぁ、。
堂々と言っちゃって、あ、参入していいの?ってなると。
保険業界だけじゃなく、製薬も薬局チェーンもアメリカの方が一桁も二桁も規模がでかいので、、、。。。
そこは言わないお約束なのかなぁとか。

ってことで。。。

どう転んでも
消費者のことなんて何にも考えてはいないんだろうなぁって話で。

まぁ、。
そんなことすら理解できていない医師会会長のコメントが、、、笑えるというかw。
ま。
そんだけ。